Q1 |
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紙はどのようにしてリサイクルされるのですか? |
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A1 |
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まず古紙の回収から始まります。事業所や家庭などから排出された古紙はちり紙交換・町内会やPTA・行政の資源ごみ回収などを通じて回収されます。回収された古紙からビニールカバーなどの異物を取り除き、パルパーという高速攪拌機でドロドロに溶かし、さらに小さなごみなどを除去していきます。その後、薬品を使ってインクを取り除き、漂白と脱水をして再生パルプにします。この再生パルプを原料にして抄紙機という機械で紙を生産しております。
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Q2 |
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古紙って何ですか? |
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A2 |
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古紙とは文字通り1度使われたことのある紙です。 家庭や企業・工場等で、毎日大量の古紙が生まれます。『古紙』というと、汚れたイメージがありますが決してそんなことはありません。私たちの身の回りにあるさまざまな紙類(雑誌・新聞紙・段ボール・トイレットペーパー)は古紙が生まれ変わった姿なのです。そして『古紙』を使用する事は私たちができるリサイクルでもあるのです。 |
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Q3 |
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『紙』は何からできているのですか? |
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A3 |
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日本ではほとんどの紙が木材パルプ(木材から取り出した繊維)と古紙を原料に生産しております。世界的にみると、木材以外に稲やワラなどさまざまな材料を用いて作った紙があります。
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Q4 |
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『紙』はどのくらい生産していますか? |
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A4 |
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紙は大きく分類すると「紙」と、段ボールや厚紙などの材料となる「板紙」に分けることができます。紙・板紙の生産量はアメリカが8,022万トンで世界第1位、日本は3,095万トン(2005年調べ)でアメリカ、中国に次いで世界第3位です。
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Q5 |
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『紙』は時間がたつと、なぜ黄色くなるのですか? |
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A5 |
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紙は日光にさらされると黄色くなったり、色が薄くなったりします。これは紙が紫外線によって化学変化して起きるものです。保管されている状態、湿度や温度も影響しますが、木材の成分の中で光と反応しにくいセルロースの純度が高い上質紙よりも、木材をそのまますりつぶして作る機械パルプや古紙を配合した新聞用紙などの方が、紫外線と反応しやすいリグニンなどを多く含んでいるので、早く退色や変色があらわれます。
また蛍光染料の入った紙も直射日光にさらされた場合、急激に影響が出ます。紙は生き物といわれています。日光にも湿度にも敏感に反応しますので、大事に扱ってください。
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